着付けレッスン|キモノ⭐着楽師Miki

近所の呉服屋さんで着付けを教えている先生「キモノ⭐着楽師Miki」さんをご紹介します!

どうして着付けを習おうと思ったか?というと。
実家で眠っていた大島(※大島紬という織物で作った着物。普段着にしかならないんです、高級なんですけどね。)を着たいから!

その大島は・・・父方の祖父のお姉さん(大叔母なのかな?「フジタのおばちゃん」と言ってました)の形見で、私の寸法に祖母が仕立ててくれた着物なのです。

フジタのおばちゃんは、私が子供だった頃、みたらし団子を持って実家の店の2階のご飯を食べるところによく遊びに来てくれていました。
番頭さんもいたので、夜ご飯も母が支度して、店の2階で食べていました。
おばさんが来ると、出前を取ってくれてたんです。
まだ私も小さかったし、店と子育て、大変だった母はおばさんが来た日は楽が出来ていた、と思うんです。
フジタのおばちゃん、熱いお茶が苦手で、いつも水で薄めて飲んでいたっけなあ。(遠い目)
そのおばちゃんのおうちは、皮張りのソファーがあるちょっとハイソなおうちで、下町文化圏だらけの私の親戚の中でも異色の存在でした。(笑)

そんなおばさんの形見、ずっと着たい着たいと思っていた。
実は、その大島、ワンピースにリメイクしようと思ってたんです。
前出の近所の呉服屋さんの旦那さんに「リメイク出来るいいところ、知ってますか?」と尋ねたら「自分で着れるようになっちゃった方が、早いじゃないですか」と言われ。

確かにそうだ。

着物リメイクは一枚何万円もするんです。
でも、着付けが出来るスキルを身に付ければ、もうそこからあとはお金は掛からない。
(主婦的発想、笑)

でも誰に着付け習う?
ネットで探してもなかなかピンと来る方が見当たらず・・・。
そうだ、地元の呉服屋さんにいたあの方は?と思い、アプローチ。

着付けの先生には、娘の成人式の着物の相談をした地元の呉服屋さんにお勤めだった時に知り合いました。
着物の事が分からず右往左往していた私(※)に「成人式の草履は、新しいの買った方がいいと思います。全然楽なので」など、ムッチャ実践的なアドバイスをいただいたんです。
(※昔は、着物の事は実家の母におんぶに抱っこだった。でも、母が脳梗塞を起こしてから自力でやらなくてはならなくなった。でも着物の事ってもう単語が分からない、その単語の指している意味が分からない。途方に暮れてました)
そんなやり取りが決め手となり、着付けを習い始めました!

着物の相談の際に先生と交換したメッセンジャーでメッセージを送ると、早速お返事をいただき…ウホホイ!

着物のレッスン、おおよそ何回くらいで着られるようになりますか?

帯の種類にもよりますが、とりあえず着られるようになるのは個人差ありますが8回くらいかな?と思います。
最初のうちは、あまり間を空けずに習った方が良いですよ(^^)、忘れてしまうので。
レッスンでは着方を覚えますが、うまくなるかどうかはとにかく練習する、そして上手くなくても、とにかく着物を着て外を歩く!のが早道です(^^)

結構自由に着たいと思うんです。
先生ならそんなわがまま聞いてもらえそうかなと。
例えばブーツと合わせるとか。

ワタシ自身、いつも着崩しでブーツにハットにベルトなどが定番スタイルです。
が、基本を知らないと崩し方、手抜きの仕方がわからないので着付そのものは基本をしっかりお教えします(^^)。
できれば毎回、着物着たままお帰りになって(ブーツやスニーカーでOK)
散歩やお買い物、カフェなどに行くのをオススメします(^^)
とりあえず着れるようになったら着物着てレッスンに来ていただくのをオススメします。

とのことでした。
あと一つ、着たくなった理由は、もう洋服をあまり買いたくないから。
こないだ、娘の高校時にPTA一緒だった方が、ダンス発表会@新国立劇場小ホールに誘ってくれて。
そんな素敵なところに行くのに、ちょっと素敵な恰好が出来たらいいなと思ったんです。
洋服でキメるよりも、手持ちの札=着物を使わにゃソンソン!
ということで、持っているのをフル活用しようと、いう思いもありました。

着付けレッスンのそれぞれのタイミングでの着付けの先生としての仕事っぷりは、下記ブログをご参照ください。(論より証拠、笑)

https://tanoshindamongachi.com/category/kimono-dressing

先生は着付けレッスンだけでなく、着物を楽(ラク)に楽しく着てもらいたい、
こいうことで
「キモノ⭐着楽師」
と銘打ってやってらっしゃいます。
「着物は決まりが多い」「パーツの名前が分からん」「読み方分からない(袷:あわせ、衽:おくみ・・・)」
ハードルの高さはピカ一(泣)の着物を、もっと楽(ラク)に楽しく(たのしく)着てほしい!という思いがビシビシ伝わってきます。
実際私はとにかく単語が分からん、面倒くさい、からスタートでした。
オーバー五十路の覚えの悪い私にも根気強く教えてくださいます、感謝!

「キモノ⭐着楽師Miki」さんより一言

取材後記にあるように、着物を着ていた人に包まれるような感覚、というのも
【ツナガル着物】を、とてもよく表していると思います。
着物って、人と人をツナゲルものだと想っているので✨


着物の敷居を低くするのが、ワタシの活動の根源にあります(^^)

勇気を出して
着物の敷居をまたいだら振り返ってみると
思ったよりもずっと
着物の敷居は低いものだと思います


レッスン料

2時間¥5500(➕出張費)
※呉服屋さん内でのレッスンもあります。お問い合わせください。

2024年10月現在の
取材後記

着物って、本当に奥が深いんです。
素材(大島、ってそもそもなんだ?って感じですよね)や帯と着物の合わせ方、半襟(先生のお写真、赤いのが襟元に除いてますよね、それが半襟)など、分からないことが多すぎ。
言い換えれば、洋服じゃ出来ない「柄×柄」のイリュージョン(イリュージョンってレベルですよ、私からすると)を楽しめる。
深すぎて、おばあちゃんになってからも延々と掘り下げられるくらい、奥が深い。
これを知らずに死ぬのは、もったいない。笑

自宅に眠ってる、まさに箪笥の肥やしな着物があるご家庭は山ほどあると思うんです。
使いましょ、もったいない。
ほんとうに、エコです、着物って。

そして、今回の形見のように叔母や母、いろいろな人の「思い出」も一緒に着れるんです。
なんか、元の持ち主に包まれているような感じです。(ほんとに)

下記の写真はすべて実家のタンスに眠っていたものです。
実は着物も帯も一枚も買ってないです。汗
買ったのは小物(衿芯:えりしん、着物クリップ、など)だけ。
どんどん着ましょ!
下記写真は、初めてのレッスン時の大島着た時の写真です。
この後、学生時代の友達とご飯食べに行ったんです。
そんな感じで、お出かけの時にジャンジャン着ようという目論見です。